2019年12月05日
日本木構造アルアル発見隊を令和元年12月2日付で発足しました。
何をやるか!
・全国の木構造の情報を発見して、当社のホームページで紹介すること。
・紹介にあたって、当社なりの考え方、解説を付け加えること。
・ウッドコアのホームページとblog閲覧者に、広く木構造に関わるご意見を賜ること。
以上の活動により、ATAハイブリット構造の普及に寄与することにしたいとの趣旨で、本隊を発足したものです。
本隊の、隊長は、㈱ウドコア 代表 八島紘一です。
その他隊員は5名となります。
どうか、宜しく、お願い致します。
日本木構造アルアル発見隊
隊長 八島 紘一
連絡先電話:043-277-3602 携帯電話:090-3080-0903
事務所:千葉市美浜区磯辺2-17-15 ㈱ウッドコア内
2019年11月08日
首里城再建の動きは急で、すでに、目標額を超える寄附が集まっているという。大変、結構なことでありますが、ちょっと待って!
せっかく寄せていただいた皆様の浄財です。
焼失した首里城と、寸分違わない意匠を再現することは可能であり、そこに異議があろうはずもありませんが、聞くところでは、建物を支える主柱・梁材には、焼失前と同じヒノキ柱を採用するという。しかも、沖縄県では、入手が困難であるため台湾まで、買いにゆくとか。
そこは、違うでしょう。
再び、火災に会ったらどうしますか。
焼失した首里城の建築が始まったのは30年以上も前でした。木造建築技術は、当時と現在では雲泥の差があります。現在の大型木質構造は、ブレカット加工による集成材を採用することが当たり前の世の中です。集成材による柱、梁は、火災にあっても、表面から5㎝ほどしか燃えません。なぜなら木材表面から5cmほど燃えたところで、炭化した部分が燃焼に必要な酸素の供給を絶ってしまうため火が消えてしまうという集成材の特性があるからです。この性質を利用して設計することを〝燃え代設計〟といいます。この設計方法であれば、一度の火災で、あれはど無残に崩れ落ちることはなかつたのにと、残念でなりません。
それなのに、この度の焼失による再建には、再び、集成材ではなく、檜の原木を採用するらしい。
私は、納得できません。皆様!いかがですか。
古式豊かな建造物だから、現代技術に背を向けるのですか。何度も火災焼失を繰り返して来た首里城を二度と焼失させない技術を採用することが、悲しみの涙を流しながらお寄せ頂いた皆様の再建のための浄財にお答えする最善の道筋であると考えます。
とてつもなく値上りしているという台湾のヒノキ丸太直径60㌢程度なら、無垢材にこだわらなくても、日本の集成材技術は、直径100センチ以上の丸太を難なく生産することができます。
蛇足ですが、集成材に加工するには、沖縄原産の、檜で十分です。また、ガラス透明塗料を塗布すれば、まったく火焔を寄せ付けない技術(5㌢炭化もしない)までも登場しています。
忠実な再建を目指すあまり、古文書にばかり目を奪われている様に思われます。
現在の木質構造技術は、“大空間40m柱なし(無柱空間)〟まで進化しています。無垢材丸太より強度が格段に違う証拠です。
目を向けましょう。日本の木質構造技術の進化に!
追記!
上記の文章では、集成材の建築物が、法隆寺なみの耐久性と同列で書いていると理解される方がいらっしゃいます。
集成材の耐久性は、今のところ100年を超える程度であろうというのが識者の意見ですので付け加えておきます。
この記事についての、ご質問は、(株)コア 八紘(043-277-3602)までお寄せください。
2019年07月29日
この間、星乃珈琲・幕張店で、ホットコーヒーと評判のパンケーキを頂いてきました。
一息ついて、ふと天井を見上げると、そこは木構造の世界でした。
あえて、天井を貼らないで太い梁をむき出しにした屋根下の空間と、木柱をみせた壁が、落ち着いた雰囲気をかもしだしていました。
やっぱり、木は、人を落ち着かせるのですね。
つくづく、そう思わせる一杯のコーヒーでございました。
2019年06月10日
北海道内の海岸沿いの企業様より、化学肥料用倉庫建設の引き合いをいただきました。
木構造建築の場合は、地元(北海道木材)集成材を使用した場合は、補助金申請可能であることや、地元森林保護、強いては地球温暖化阻止に協力したことで北海道(庁)から、何らかの形で称賛される等のこともあり木構造システム建築に興味を持っていただきました。
2019年06月07日
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